「本が読みたいけど時間がない」のは、優先順位が低いだけ

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子供の頃は読書が大好きだったんだけど、大人になるにつれてなかなか本を読む時間が取れなくなってしまった、という人はけっこう多いんじゃないだろうか。

ぼくもそういう大人の一人で、特に娘が生まれてからは自分のために使える時間が極端に減ってしまったので、本を読むどころの話ではなくなってしまっていた。
(子育て経験がある方はお分かりかと思うが、本当に食事やトイレの時間も取れなかったりするのです。)

でも最近は、またなるべく本を読みたいと思っている。もちろん自分の勉強や楽しみのためではあるんだけど、それはこんな記事を読んだからでもある。

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子どもは幼少期、親や周囲の大人から話しかけられたり、本を読み聞かされたりしながら言葉を学ぶ。養育を放棄され、大人との関わりが極端に少ないと語彙(ごい)の習得が遅れ、抽象的な概念や複雑な問題を考える能力が育ちにくいとされる。

 文章の読解や分数などが登場し、学習内容が難しくなる小学3年、4年時に、こうした問題が表面化することが多いという。

要するに、10歳くらいまでに十分に語彙を習得し、抽象的な概念が理解できる素地を作っておかないと、その後の学習に著しい困難が待っているらしいのだ。

これは本当に恐ろしいことだ。
基礎ができていなければ、その上に知識を積み上げることはできないわけで、その後の人生で大きく挽回することは相当に難しいんじゃないかと思う。

だから娘には本好きになってもらいたいし、どうせなら賢い子に育ってほしい。
そのためには親が本に親しんでいる姿を見せるのが一番なんじゃないかと思うわけです。
(娘はまだ一歳半なので、実際は絵本の読み聞かせをする段階だけれど。将来的には本好きになってほしい)

最近は大体Kindleで本を読むので、ダイニングテーブルに置きっぱなしにして、暇を見つけてはちょこちょこと読むようにしている。
まとまった時間じっくり読むのは難しいけれど、細切れの時間をうまく使えば、なんとかなるものです。

たとえば、パスタが茹で上がるまでの7分間とか。
コーヒーのお湯が沸くまでの3分間とか。
娘がおっぱいを飲んで寝付くまでの10分間とか。

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一つ問題があるとすれば、Kindleで読んでいると、紙の本が持つ「本読んでる感」が全く出ないということ。
便利さではKindleなんかの電子書籍が圧倒的だとは思うんだけど、こどもの読書欲を掻き立てるには、モノとしての魅力が足りないんだよなぁ。

どのようにこどもに興味を持たせるかというのは、今後の大きな課題だと思っています。